フリーランスエンジニアとして、今の現場に1年半ほど在籍しております。
2021年の12月に単価が上がり、年収ベースだと900万を越える月単価ですが、また次(2022年9月)から単価が少しだけ上がります。
ということで「どういうことをやってきて、それで何で交渉すらしてないのに単価があがったか」みたいなことを説明していきます。
まず先に簡単に述べると「売上を意識して動いて、多少なりとも結果が出た」ということに尽きるかなぁと思います。
今回の前提
結果から言うと、月3万だけ上がります。
・今回は自分の業務内容的にはまだ成果が出るのが先のものが多く、アピールはしていない
・かつ、半年前に上がったばかりというのもあるので、それもあってアピールしてない
1000万には届かないですが、年収950万は越える月単価になりました。
現状維持でいいと伝えたのですが(前述の通りアピールはしていないので)、それでも少しだけ色を付けてもらえた感じですね。
やってきたこと
プログラマ(バックエンド)ですが、全体を見るように仕事してきました。
(発注側は言葉や文面上では開発を依頼しているが、目的は収益を上げるためであり、その手段として開発が必要ということ)
・フロントエンドやサーバ等、自分が経験していないことも積極的に行った
(誰かやる人いますか、と言われた際に誰よりも早く即答で「私がやります」と言うこと)
・開発はできて当たり前。代わりはいくらでもいる。だからこそ納品スピードは極力上げること
・誰でもできる仕事は基本巻き取る。PMなど、その人たちしかできない作業がある人の負担を減らす
(つまり、全体を見て動いているということ)
このあたりを意識してましたね。
参画して10ヶ月程度でPLという立場になり、今もPLですが半年以上経過している感じです。
アピールしてないのに単価が上がった理由の考察
そもそも、クライアントとしてはアピールが何もないなら単価上げたくないはずなんですよね。
それでも上がったというのは、それだけ評価してもらえてるからなんですよ。
なので、そう思ってもらえることが1つのポイントになります。
交渉は大事なんですけど、大前提として交渉できるだけの裏付けや評価が必要になります。
これが何もないのに交渉するのは、そもそも社会人としてお話になりません。
「頑張った」「努力した」は交渉の材料としては弱すぎます。結果が最大の材料です。
あと、エンジニアに多い印象なんですけど、自身の技術力をアピールするのもちょっと違います。それが売上に繋がってないなら意味ないと思ってください。
(技術とは、案件を獲得するため、または現場で仕事をするために必要なものです。交渉して単価アップとは別の軸にいると思ってます)
今回の場合、結果という形では一見出てないんですが、
・自分が経験していないことも積極的に行った→誰かがやらないとリリース(つまり売上)に繋がらない=自分がやることで売上が出せる
・納品スピードは極力上げる→その分リリースを早めることができる=売上を早く出せる
・PMなど、その人たちしかできない作業がある人の負担を減らす→PM等の方が大きいお金を動かせるので、お金を動かしやすくなった
ということなので、まぁ遠回しには結果に繋がるのです笑
アピールこそしていないんですが「自分はこういう意識を持って仕事してます」ということは伝えたので、クライアントとしては「この人は売上を意識して動いていて、多少なりともそれが結果に出てるなぁ」と感じたのではないでしょうか。
今の自分の現場の特徴として、技術が高い人は多いんですけど、売上まで意識して動けているエンジニアは少ないんですよね。
なので、技術とは違うところで勝負して差別化を図ろう、という戦略もあります。
まとめ
ごちゃごちゃ書いてきましたけど、これだけ覚えてください笑
・「結果」とは極端に言うならば「売上」である
(もう少し正確に言うなら、コスト削減や利益ですね)
企業は基本的には売上を上げるために動いているので、その意識が根本にあると本質が掴みやすくなるかなぁ、と思います。